ブラッシング指導では、正しい歯ブラシの持ち方や、歯や歯ぐきへの当て方・動かし方を指導し、むし歯や歯周病の成り立ちなどをご説明します。
正しい磨き方を会得し、今までの磨き癖を改善し、汚れを効率的に落とすコツをマスターしていただきます。

歯の表面に付着した汚れや歯石は、毎日歯磨きをしていても落とし切れるものではありません。
歯肉や歯周ポケットに付着している歯石や歯垢を、専用の超音波機器を用いて除去するのがスケーリングです。
ただし、時間が経つと再び汚れが付着してしまうので、定期的にケアを受けることが必要になります。

歯の石灰化を促したり細菌を抑制させる効果があるとされる「フッ素」を、歯に直接塗布する治療法です。
塗布間隔は、数ヶ月に一度（年に2〜4回）程度をお勧めします。
特にお子さんの場合は、フッ素を塗る回数の多いほどむし歯が少ない傾向があり、また生えてから2年以内の歯にフッ素を塗ると、特に高い予防効果が期待できます。

奥歯の裏側や細かい隙間、歯の細かく形状の異なる溝など、口内には磨きにくい箇所がたくさんあります。
そこで本格的な歯のクリーニング PMTC（Professional Mechanical Tooth Cleaning）として、専用の器具やペーストを用いて、歯の表面に付着したバイオフィルムや食べカスをていねいに取り除くケアを行います。
歯の表面がつるつるになり、お口の中がすっきり爽やかになります。

奥歯などに多い歯の溝の部分を、シーラントと呼ばれるむし歯になりやすい溝の部分をあらかじめ埋めてしまおうという考えで行われる処置です。
歯臼歯には特に有効です。
歯を削らなくて済むということもメリットのひとつです。